10歳の哲学者 中島ばおくんが書いた本に感動した
中島芭旺(ばお)くんという小学生の男の子が書いた「見てる、知ってる、考えてる」という本を読みました。
彼が10年間生きてきて感じた考え方や生き方が彼の素直な気持ちを含めて書かれていました。
めっちゃ感動した
彼が書いた言葉にはなんだかハッとさせられるところがあった。
「動物や植物の命を頂きながら人間は生きている。嫌いだけど食べるなんてひどい。嫌いなら食べなくていい。好き嫌いを無くそうなんて、ひどい話。命を頂くのだ。感謝して頂くだけだ」
好き嫌いの話なんかかなりビビッときました。
でもそこに感動したのではありません。1番は彼が小学校に行かない決断をしたこと。
周りに惑わされず「自分」になる
「僕は僕でいることが好き」
みんなが学校に行くから自分も行く。
みんなが会社に行くから僕も行く。
そういう生き方って当たり前に思えるけど彼の純粋な気持ちではそうではなかった。
小学校に行く「だれか」よりも家庭学習をする「自分」になりたかった。
他の人から見ると自分は「だれか」だけど自分から見ると自分は「自分」なのだ。
彼は「自分」を大事にしているんだと思います。
大学受験を控えた僕にはかなり響きました。大学に行く必要あるのかな。
その後Twitterでばお君をフォローしてたら彼へ「学校行かないのは法律違反だ。犯罪だ。」なんてリプライした人がいました。
正直、めちゃくちゃむかつきました。
確かに彼は生意気なガキなのかもしれない。だけど勇気をふりしぼったゆえの生意気さなのだ。
勇気を出して行動した結果、彼の言葉は力を持ったし、たくさんの人の心に言葉を響かせている。
どうして素直に認められないのか
礼儀正しくしている、人格が作られたような子役を求めているなら彼じゃないでしょう。
生意気でも自分で感じた言葉を堂々と話せる人間は素晴らしいと思います
こんなクソリプライに負けるな芭旺君!
長々とありがとうございました。